英語de御書 第4回 前置詞
- 2020.05.16
- 英語de御書
【英語de御書】 第4回 前置詞
今回は2019年5月の大百蓮華の拝読御書『種種御振舞御書』を通じて、
英語の前置詞について学んでいきます。
よく英語の勉強で行き詰まってしまう「前置詞」とは、どういうものなのでしょうか。前置詞そのものや、前置詞にかかわる文法についてここで整理しましょう。
The destiny of Japan depends solely upon Nichiren.
A house without pillars collapses, and a person without a soul is dead.
Nichiren is the soul of the people of this country.
” The Actions of the Votary of the Lotus Sutra “
日蓮 に よりて 日本国 の 有無 は あるべし
譬えば 宅 に 柱 なければ・たもたず 人 に 魂 なければ 死人 なり
日蓮 は 日本 の 人 の 魂 なり
『種種 御振舞 御書』
- The destiny of Japan depends solely upon Nichiren.
日蓮によって日本国の存亡は決まるのである。
- A house without pillars collapses, and a person without a soul is dead
たとえば、家に柱がなければ家は保たれず、人に魂がなければ死人であるのと同じである。
③Nichiren is the soul of the people of this country.
日蓮は日本の人の魂である。
「前置詞+名詞」が基本の形であり、例えば、in the morning「朝に、朝方」 at 7:00 a.m.「午前7時に」 on the bus「バスで」などと使われ、前置詞の後ろには名詞が続きます。
前置詞の中でも特に使われるのがat、on、in、to、for、from、of、with、by、overの10語であり、これらを知ることが学習において何よりも重要です。
これら以外にもまだたくさんありますが、代表的なものを少し詳しく説明していきます。
【in】
inは主に「広い範囲」をイメージさせる前置詞です。このイメージから in が表す内容には、
〈時間〉〈場所〉〈状態〉〈着用〉
などがあります。
〈時間〉
In 2020, the Olympic games will be held in Tokyo.
「2020年、東京でオリンピックが開かれる予定だ。」
☆時間を表す前置詞は他に on, at があります。
〈場所〉「〜の中に、〜の中で」
I’m running in the park.
「私は公園の中を走っている。」
【on】
on は、主に〈時間〉〈接触〉〈状態〉を表します。基本的には「くっついている」イメージを意識しましょう。
〈時間〉(特定の日・特定の日の朝・昼・夜)
I gave her a present on her birthday
「私は彼女の誕生日にプレゼントをあげた。」
〈接触〉
My sister is skating on the rink.
「私の妹はリンクの上でスケートをしている。」
a picture on the wall
「壁に掛かっている写真」
【at】
at は、「一点」を表します。時間・場所・概念に関わらず、広い範囲の中の「一点」をピンポイント指摘するイメージです。in との区別には注意しましょう。
〈時間の一点〉「時刻」「正午」「夜」
I got up at 7:30.
「私は7時30分に起きた。」
☆in , on , at の順で時間の範囲が狭くなっている。
〈場所の一点〉
Look at the door.
「あのドアを見て。」
I was interviewed suddenly at the corner of the street.
「私は街角で突然インタビューされた。」
●at<on<in
atからinにいくにしたがって、指す範囲が広くなっていくイメージです。atは点、onは接触(面への接触)、inは包含ととらえるとよいでしょう。
【for】
for は動作の「目的や理由」を表す前置詞です。「〜にとって」「〜のために」という訳をあてはめるとうまくいくことが多いです。
〈目的〉「〜のために」
I’ll do anything for the sake of money.
「私は金のためならなんでもするつもりだ。」
〈原因・理由〉「〜のせいで」
For this reason, we had to postpone the meeting.
「この理由で、私たちは会議を延期せざるを得なかった。」
【to】
to は、主に方向を表す前置詞です。「〜に、〜へ」といった訳を当てはめるとうまくいきます。
〈方向〉
turn to the right
「右側へ曲がる」
I went to school.
「私は学校に行った。」
【of】
「of 」は基本的に「所有」を表す前置詞です
意味: 「〜の」
例文:I lost a button of my coat.
(私はコートのボタンをなくした。)
※日本語の「AのB」は、英語では「B of A」の語順になります。
【by】
「by」(バイ)は、大きく分けて3つの使い方があります。
① 〜によって
手段や受け身の「〜によって」という意味で使います。
例文1:The cake was made by him.
和訳1:そのケーキは彼によって作られました。
例文2:We went there by train.
和訳2:私たちはそこに電車で行きました。
② 〜のそばに
場所などの「〜のそばに」という意味で使います。
例文:We built our office by the river.
和訳:私たちは事務所を川のそばに建てました。
③ 〜までに
時期などの「〜までに」という意味で使います。
例文:We want your report by 5.
和訳:私たちはあなたの報告書が5時までにほしい。
では今回の御文を日本語に訳していきましょう
① The destiny of Japan depends solely upon Nichiren.
③ Nichiren is the soul of the people of this country.
①と③の御文の中には前置詞【of】が使われています
まず①の御文の中の「The destiny of Japan」は
英語の「Aof B」は日本語の「BのA」は、の語順になりますので、
「日本国の運命」という意味です
よって①の御文は以下のように訳せます
① The destiny of Japan depends solely upon Nichiren.
- 『日蓮によって日本国の運命は決まるのである。』
次に③の御文の中の「the soul of the people of this country.」は
「この国の人々の魂」という意味です
よって③の御文は以下のように訳せます。
③Nichiren is the soul of the people of this country.
③『日蓮はこの国の人々の魂である。』
次に②の御文を訳していきましょう。②の御文には前置詞『without』が使われています。
『without』は『~なしで』という意味です
② A house without pillars collapses, and a person without a soul is dead
『A house without pillars 』は英語の「A without B」は日本語の「BなしのA」は、の語順になりますので、『柱なしの家』という意味です
同様に『a person without a soul』は『魂なしの人』という意味です
よって②の御文は以下のように訳せます。
② A house without pillars collapses, and a person without a soul is dead
「たとえば、家に柱がなければ家(柱なしの家)は保たれず、人に魂がなければ(魂なしの人)死人であるのと同じである。」
このように名詞の前に置き、名詞に対して意味を補うのが前置詞の一般的な使い方です。
【よく使う前置詞一覧表】
前置詞 意味
in ~の中、~以内
to ~へ、~に
at ~に、~で
with ~と一緒に
on ~の上に
for ~のために、~の間
about ~について、およそ~
by ~によって、~までに
until ~まで
after ~の後
before ~の前
across ~を横切って
along ~に沿って
through ~を通して
between ~のあいだ
among ~の中、~の間
during ~の間
around ~のまわり
from ~から
over ~の上、~に渡って
under ~の下
without ~なしで
inside ~の内側に、~以内に
outside ~の外側に
near ~の近くに \’93\’af\’97\’6
-
前の記事
合体ロボ 2020.05.09
-
次の記事
早くHUNTER×HUNTERの続きが読みたい 2020.05.16